@article{oai:tou.repo.nii.ac.jp:00000116, author = {髙橋, 玲 and Takahashi, Ryo}, issue = {4}, journal = {東京通信大学紀要 第4号, Journal of Tokyo Online University No,4}, month = {Mar}, note = {本稿では、「リテラシー」と「情報」に関する試論的考察を行う。言説の意味は主体的及び客体的に構成されるものであり、所与ではない。その把握に必要なリテラシーは、従来のリテラシー論で扱われてきた「身につける」《能力》だけではなく、経験を通して「身についていく」《感覚》としての側面からも考慮すべきである。何らかの弁別的価値を付与できる言説を知覚する《感覚》としてのリテラシーを有する者のみが、その言説を情報として利用できる。ところで、近代化の途上にある地域社会では、ある言説を情報と捉えられる人と捉えられない人が混在する「ディスタンクシオン(差別化)」の相が見られる。ここで必要なのは、近代社会の言語市場が要請する特定の知覚図式である。経験を通してそれを自らの言語ハビトゥスに構造化させ、その《感覚》としてのリテラシーを発動させられる者のみが、その情報を資本として活用し、象徴的利潤を獲得できるのである。}, pages = {179--194}, title = {ブルデューの言語論による「リテラシー」と「情報」の再解釈 ―身につける《能力》と身についていく《感覚》―}, year = {2022}, yomi = {タカハシ, リョウ} }